カワズ日記

テレビや映画、本などの感想から、日々のとりとめないつぶやきまで、ぼつぼつ書いていきます。

マンガ的な面白さ?!『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』

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 今日のYahooニュースに出てました。
いやあ、ナスD大人気ですね。
1月の特番から見続けてきたものとしては、嬉しい限り。

知らない人のために簡単に説明すると
ナスDっていうのは、現在テレ朝で火曜深夜に放送中の
『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』という
バラエティ番組に登場する、友寄ディレクターのことです。

こういう人です。

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この姿が、こないだSPで日曜日のゴールデンタイムに流れたんですよ。
もう、これはひとつの事件です。

 

破天荒だけじゃない、ナスDの魅力!

『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』という番組では
5つのチームに分かれて、世界中でミッションを行なうんですが
友寄Dは、アマゾンの先住民とつながっていく「部族アース」担当の取材スタッフ。
一応、部族アースのメインはU字工事なんだけど、誰もそう思っていない。
なぜなら、本来は裏方であるはずの友寄Dの行動がぶっ飛びすぎているから。
巨大カタツムリを生きたままかじって出てきた粘液を顔に塗りたくるわ、
まっ茶色の川の水をごくごく飲み続けるわ、
川で釣った小魚をそのまま頭からバリバリ食べて現地民を引かせるわ、
現地の人が入墨の時に使う植物を全身にくまなく塗ってナス色に染まるわ。

番組はもはや、この人の奇行ドキュメントみたいになっているんですが、
でも、見ているうちに、ナスDの破天荒さ以上に強い
この番組にかける熱意とか、人への誠意、感謝の気持ちが伝わってきて、
人間的な魅力に惹かれていくんですよ。

エグゼクティブプロデューサーという、一番偉い地位にいながら
現地ではタレントにはさせられないリスキーなことを自ら体を張って行ない
船では4日間不眠不休で取材しながら、毎回乗客の荷降ろしを手伝い、
体中を虫に刺され、ハチに刺されても笑って仕事をし続け、
視聴者プレゼントを応募者全員当選させるという心意気。
(最初は4000人、次は20000人!)

書いてると、なんかもう、マンガとかドラマのキャラクターを
紹介しているような感覚になります。
あと、めちゃめちゃ酒が強くて、歌がうまくて、けっこうイケメン、、、って
もう、まんま、作られた設定ですね、こうなると。
(ちなみに友寄さんはADのバイトからEPになった現場の叩き上げで、
「自分は能力がないから努力するしかない」 と8年間休まず働いたんだそう。
 謙虚で真面目で超人的にタフ、というのも設定にプラス。
 ますますリアルさが薄くなるわ、、、)

たとえば戦国ドラマとかだったら、一城の主なのに全然偉ぶらないで
無茶ばかりして、家臣たちをハラハラさせるんだけど
実はすごく高い志があって、お人好しで、
いざという時は頭が切れて、戦陣では自ら切り込んでいく、みたいな。
(もろ、こういう作品ありましたね。)
これはもう、人気にならないほうがおかしい。

 

超えるのは「イッテQ」じゃなく、テレビの常識

ただ、ナスDが人気だからといって、
冒頭の記事タイトルのように「イッテQ」を超えるかというと、
たぶん超えない。というか、越えてほしくない。
この番組のよさは「伝えたいことを、できるだけ正直に伝えようとする」
ところだと思うから。
だから、先住民らしい半裸に腰蓑スタイルにわざわざ着替えて
観光客からお金をぼったくる観光部族の様子も、
民芸品から子どもまで売りつけようとする彼らの貪欲さも
その一方で、意外と原始的な実生活も、
狩猟部族の主食である猿の丸焼きも、
捕まえた鳥をペットにして飽きたら食べ始める子どもたちも、
全部流す。

でも、世の中にはいろいろな人がいるから、
「部族の言いなりに物を買うのが不快。日本人の印象が悪くなる」とか
(日本人なんてめったに行かないアマゾンの奥地なのに?
 現地民に囲まれて、もし襲われたらひとたまりもない状況なのに?)
「グロくて不快。次回からはもうこの番組見ません」とか
(だから最初に「閲覧注意」って何度も書いてたじゃん?
 字読めないの?ギャグなの?
 見ないのは勝手だけど、なんでわざわざ言うの?)

人気が高くなればなるほど、必ずこういう意見も増えてきます。
これら不快族の特徴は、全員が非常に感度の悪い
テレビリモコンを所有していること。
一度、写った番組は変えたり消したりできないらしい。

こういう、頭の感度も悪い人たちのために
せっかく、革新的で面白いけど根本は真っ当に作っている番組が
骨抜きにされて、見る影もなくなっていくのはとても悔しい。

だから、ゴールデン進出前のアメトーーク的なポジションで
ナスDとU字工事の体力と気力が持つ限り、長く続けてもらって
「え、民放の地上波で銃撃されているシーンとか
 おっぱい写してもいいんだ?」的な
見ている側が何となく思い込んできたテレビの常識を、
これからも飛び越えていって、ワクワクさせてもらいたいです。

この頃は、ようやくU字工事の出番も増えていっていますが
山岳部出身の益子(丸坊主のほう)より、
キャラの薄い福田のほうが、意外とアマゾン適性があることが判明。
体が強くても、神経質なタイプはジャングルでは不利なんだなー
って、やっぱりマンガみたい。

 

 

ピース又吉の次に続く、芸人作家はこの人だ!

芸人であり、芥川賞作家でもある又吉直樹さんが2作目『劇場』を発表した後に

発売された『文藝芸人』を、今年の春に読んでみた感想です。

 

文藝芸人 (文春ムック)

文藝芸人 (文春ムック)

 

 

誌面に掲載されている作品はすべて芸人さんが書いたもの。

巻頭に登場するのは、当然ながら又吉直樹さんです。

といっても、小説ではなく処女作『火花』と2作目の『劇場』についてのインタビューでした。

 

又吉さんは『火花』を書く前から、書評や自由律俳句などの本を出していて

「言葉の選び方がうまい人だな」と思っていました。

 

書評

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

 

 

自由律俳句

 

 

特に、どの作品か忘れましたが、又吉さんがあと書きを書いていて、絶妙な文章に感心して買ったら、肝心の作品はあと書きほどでもなかったということも。

 ちょっと話がそれますが、本のあと書きって、ポジションのわりに難度が高いジャンルというか、軽く扱われがちだけど、実は書いている人の力量がかなり如実に表れるんじゃないかと思うんですよね。

一番ダメなのはあらすじ紹介に終始するということですが、といって、作品の内容には触れず、その作家との個人的なつきあいや内輪ネタみたいなことでお茶を濁されるのも何か違う。

あくまで作品を立てつつ、書いている人の作品としても成立させるというのは難しいことですが、又吉さんはその点がとても際立っていたのが印象的でした。

 .
 

又吉に続く、次の芸人作家はこの人だ!

私がこの記事を書こうと思った理由はただ一つ。

又吉さんの時に陥った「私、この人は絶対文才があると、前から思ってたんだよねー」と、後から言うことで信用性ゼロ(むしろマイナス)、の状況を防ぐこと。

そして、『文藝芸人』の作品中で、私が才能を感じた芸人、それは・・・

 

アキナの山名文和

 

「誰?」と思った人も、去年2016年のM1の決勝でトップバッターをつとめたコンビといえば、多少記憶にあるのでは。

(ただ、M1直後に起こったノンスタ井上の事件を筆頭に、半年間でいろんな芸人のニュースが多すぎて、正直M1ってすごい前のことみたいに感じます。

M1優勝の銀シャリよりR1優勝のアキラ100%の方が断然TVでよく見るし)

 

でも、アキナは若手なのに堂々としていて、ネタも面白かったですよね!ちなみに山名さんは坊主のほうね。他のネタも面白いですよ。


アキナ 漫才「幼い子どもとの離婚話」(M-1グランプリ 2016 準決勝)

 

 

芸人としてだけでなく、端正で読みやすい文体は書き手としてもかなりの実力。

作家には、「お話」をつくるのが上手な、想像力が豊かで論理性に優れたタイプと、

「情景」をつくるのが上手な、観察力が鋭くて感受性が豊かなタイプがいると

私は勝手に思っているのですが、山名さんは断然、後者です。

何ということもない小さな不満や苛立ちが、ささいな出来事をきっかけに

ブワーッと膨れ上がって弾ける、他人から見たら不可解な気持ちの高まりを

丁寧に描いた山名さんの「かさぶた」は、一読の価値がある作品です。

枚数に制限があるためにヤマ場でプツッと終わっていて、続きが気になりすぎる。。。

ぜひどこかの文芸誌で続きを書いてほしい!

 

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さらに注目すべき芸人は・・・!

 

ハリセンボンのはるか。

 

彼女は並外れて表現力が高い。

OLがお昼の弁当のとんかつの衣を剥がすという描写から始まる冒頭で

もう、ぐいっと心を掴まれます。

戸塚さんはいつも一般論を掲げるのが得意で、参考になることも多いのだが、個別の事情を汲まない。

という一文に唸りました。

 

 

あとは、銀シャリの鰻。

絵が上手なのは知っていましたが、言葉のセンスもいいと思います。

 

この人にも、ぜひ小説を書いてほしい!

『文藝芸人』からは外れますが、私が前からずっと、「この人は相当頭が切れて、文章もうまい!」と思っているのが、AV男優の森林原人さん。

女子SPA!の人気連載「AV男優・森林原人の性活相談」は、鋭さと知性あふれる回答が秀逸!

どっかの新聞で連載したっていいぐらいのレベルです。

 

イケるSEX

イケるSEX

 

 

紗倉まなさんみたいに 小説書いてくれないかなあ。

 

 
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はじめまして

これまで書いていた記事をこちらに集約することにしました。

特別なことはありませんが、日常の中でふと感じたことやら

別に言わなくてもいいけれど、ちょっと言いたいことなどを

ぼちぼち書いていこうと思っています。

よろしくお願いします。

 

 

石垣島のヤギ。

どうやって登ったんだろうか。

 

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